犬と暮らしていく中で大事なことがあります。それは、しつけです。
犬が社会生活で問題を起こさないよう、しつけはとても大事です。他人に迷惑をかけてしまったり何か問題を起こせば、飼い主の責任が問われます。犬を大事に思うなら、飼い主は最低限のしつけをしましょう。
では、実際いつごろからしつけを始めたらいいのか?また、どのように始めたらいいのか?まとめましたのでご参考になさってください。
子犬にしつけはいつから始めたらいいの?
犬のしつけ時期に関しては、なるべく早い時期から始めてください。子犬の時期にしっかりしつけがされているかによって、成犬になってからの行動に影響があります。
猫は生後半年ほども経つと、人間でいえばだいたい幼稚園や小学校に入学するぐらいの年齢くらいになるので、しつけを行うことが十分可能といわれています。名前で呼んで覚えさせるなどの簡単なしつけなら生後すぐの時期から始めても問題ありません。
そんな小さいときからと不安になる方もいますが、しつけは厳しくしたり怒ったりすることではありません。ルール教えていくのです。
失敗しても絶対に叩いたり、怒ってはいけません。そして、成功したら褒めることがとても大事です。
しつけは何から始めたらいいの?
しつけはこれだけは必ずしてほしいことをまとめました。
基本の5つのしつけはコレ!
- アイコンタクト
- トイレのルール
- セルフコントロール(待て・甘噛み禁止)
- スキンシップ
- ハウス(クレート)
アイコンタクト
まず、犬のしつけはアイコンタクトから始めてみましょう。アイコンタクトとは、飼い主に注目してほしいときに使います。例えば、「大事なことをいいますよ」とか「こっちをちゃんとみてね」アイコンタクトを使います。アイコンタクトができてないと、飼い主の意思が伝わらず、しつけなどうまくいきません。
アイコンタクトは目を合わせてしっかりと名前を呼び、認識させていきましょう。名前を呼んで犬がこっちを向いたら褒める、という方法が有効です。
ポイントは目が合ったら必ず褒めることが大事です。アイコンタクトのしつけ方法はこのうような方法などが有効的です。
- おもちゃを持って犬の名前を呼ぶ。
- 犬がおもちゃに注目したら、飼い主の顔におもちゃをもってくる。
- 犬の視線を飼い主の顔にもってきて、目が合ったら褒めてあげましょう。
トイレのルール
決められた場所で排泄ができるようにしつけしていきましょう。最初からトイレで排泄ができるものではないので、根気よく教えていきましょう。
始めは
ここで大事なのはトイレにつれていくタイミングと教え方が重要になります。
- サークル内にペットシーツ敷き詰めしつけ用トイレを作る。
- 犬がトイレに行きたくなる寝起きや食後などを観察し、そわそわしながら床の匂いを嗅ぎはじめたらトイレに連れていくタイミングです。しつけ用のトイレに連れていきましょう。抱いていくよりも犬が歩いて向かうように、誘導した方が早くトイレの場所を覚えますので、子犬がトイレの場所をきちんと覚えるまでは、トイレをするときは飼い主が誘導しましょう。
- 犬が排泄するまで待ちましょう。
- 犬が排泄できたら十分褒めてあげてください。
犬が排泄するときに「ちー」など声かけてあげると「ちー」は「排泄」と認識してくれます。
次のステップは
次のステップはトイレのトレイの上で排泄できるようしていきましょう。すこしづつ、ペットシーツを減らしていきます。最終的にトレイの上にペットシーツ一枚で排泄できるようになればOKです。失敗したときは、絶対怒らないで掃除をしてあげましょう。その際、匂いが残っていると同じところで排泄してしまう習性があるので、かならず消臭剤をつかって匂いを消してください。
セルフコントロール(甘噛み禁止・待て)
危険な行動や行動を制限するしつけをしていきます。「甘噛み」は子犬のときにやめさせなければなりません。子犬は人間の赤ちゃん同様になんでも口に入れたがり、さらに甘噛みをしてきます。しかし、この甘噛みの癖が成犬まで残っていると周囲の人間を傷つけたりする可能性があります。しつけの仕方としては、適切な犬のおもちゃを使って遊んだり、嚙まれても無視をすし喜んだりしない、叱るときは低い声で「ダメ」「No(ノー)」「いけない」と一言だけにしましょう。犬を叩いたりしてはいけません。
また、行動を制限するしつけとして「待て」を教えていくことも大事です。待ては食事の時に飼い主の合図をしてから食べさせるようにしつけしましょう。時間は最初は長時間では短時間から始めて少しづつ時間が長くしていきましょう。うまくいったときは必ず褒めてあげてください。
スキンシップ
犬とのスキンシップができないと、歯磨き・耳掃除・爪切りもできません。毎日犬とのふれあいの中でたくさん犬に触ってあげてください。下記のポイントを踏まえてふれあうとより効果的です。
- 犬を膝の上に乗せて、仰向けにし撫でてあげる。
- 口をさりげなく触る(強く掴んではいけません)。
- 唇をめくってみましょう。
- 耳の内側を触りましょう。
- 足を触ったり掴んだりします。
ハウス(クレート)
出かけるときや病院にいくときに使うクレートは便利です。しかし、病院にいったときに痛いイメージがあるクレートになかなか入ってはくれません。「ハウス」の呼びかけでクレートに戻るしつけをしましょう。
犬のしつけ
人間と生活していく上で、必ず犬種、サイズに関係なくどんな犬にもしつけは必要です。ただ、しつけは人間と犬がお互い楽しく生活できように必要なことであり、犬が本来はなくてもいいものです。人間のルールが犬の負担にならないように、犬を褒め楽しい経験を繰り返すことが大事です。