帰省や旅行などで犬を外へ連れていく機会が少なからずあると思います。長時間の移動や知らない場所などは犬にとってストレスになります。乗り物移動の時に、できるだけ短時間で犬にストレスなく移動できるかがポイントになります。それには、キャリーケースの用意など事前準備が必要になります。
乗り物酔いはするの?
乗り物酔いをしやすい犬とそうでない犬がいます。犬の種類ではなく個体差によるものです。乗り物酔いを事前に把握している場合は獣医師に相談しましょう。
[chat face=”balloon_003.jpg” name=”ひつじさん” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]乗り物はドキドキだよね。[/chat]
[chat face=”balloon_001.jpg” name=”いぬ吉” align=”right” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]酔ったらどうしよう![/chat]
乗り物酔いの症状としましては、よだれが大量にでて嘔吐などをしてしまう場合もあります。乗り物酔いをしそうなときは、乗車前の食事は避け、朝の食事は少なめにしてあげましょう。乗り物になった後、楽しいことなどが待っているという経験があると症状は軽減されます。
キャリーケースでの移動
乗り物で移動するときはキャリーケースに入れて移動します。いきなりキャリーケースに入れられ知らない場所などに行くと、犬は恐怖を感じます。そうならないように、キャリーバッグに慣れさせる必要があります。
方法としましては、キャリーケースにご飯やおやつを与えたり、おもちゃなどを入れ、寝床にすることで生活の一部にしてしまうことです。
キャリーケースの選び方
鉄道会社ではキャリーケースについて細かく規定がある場合もありますが、そこまで指定がない場合もあります。キャリーケースは電車に乗るときには、透明ではないものを基本的に選んだり、布でキャリーケースを覆うなど犬の姿が外からあまり見えないように工夫しましょう。
小型犬であっても長時間の移動はかなり疲れると思います。キャリーケースはキャスター付きで背負うタイプや肩掛けベルトのタイプがあるものを選ぶと比較的楽に移動することができます。
選び方のポイント
- 体型にあったものを選ぶ
- 外の見えないタイプを選ぶ
犬と一緒に電車・バスに乗るとき運賃はかかるの?
JRでは
ケースが長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90cm程度にいれたもの、ケースと動物を合わせた重さが10kg以内のものを手回り品として扱っています。手回り品の料金は1個につき280円です。乗車する際は、普通手回り品切符を駅の改札口などでケースを見せて購入します。
ペットカートはサイズオーバーなので注意してください。
私鉄各社・都営地下鉄・東京メトロ・バスでは?
ケースに犬を入れた手回り品として扱うことにはなっておりますが運賃はかかりません。
[chat face=”balloon_003.jpg” name=”ひつじさん” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]電車によって違うんですねー。[/chat]
[chat face=”balloon_001.jpg” name=”いぬ吉” align=”right” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]荷物あつかいなんですよね。[/chat]
ただし、電車やバスでは必ずケースにいれて、頭をだしたり、フタを開けたりするのもダメですのでお気を付けください。
移動中の注意
置く位置
移動中は犬を落ち着かせることが大事です。揺れると犬も不安で精神的なストレスになります。キャリーケースが動かないように安定した場所におきましょう。もし近くに人がいなければ膝の上に置いたり、人がいる場合は足元に置くなどしましょう。
電車で新幹線や特急での移動の場合は、座席をなるべく一番前もしくは一番後ろの席がよいでしょう。椅子の前と後ろに少し余裕あるので、キャリーケース置けるという利点あります。また、前後の周囲への気遣いなどが少なくて済みます。さらに、もし犬が吠えてしまってもすぐにデッキに移動ができるのでおすすめです。絶対に荷物棚にのせることはしないでください。
鉄道会社のルール
「身体を隠すこと」が絶対条件です。つまり「存在をできる限りなくす」ということです。動物が好きな方に触らせてくださいと言われても鉄道のルール違反になりますので断りましょう。
動物が苦手な方への配慮
アレルギーをお持ちの方や動物が苦手な方もいますので、なるべく車内では周りに配慮し存在を気付かせない努力が必要です。