犬を飼う

犬の飼い方(飼い始めたら)

新しく犬を飼い始めたら、なにが重要かを考えてみましょう。重要なのは犬が幸せで飼い主も楽しく周囲の方に迷惑をかけない」ことです。そのためには飼うまえから犬を飼うための情報を集めしっかり学習することが大事です。犬が家族の一員になるようにしっかり育てましょう。

大事なのは新しい環境に慣れさせること

新しい環境で子犬は、家族のかまい過ぎなどが原因で睡眠不足になってしまうことがあります。また、しばらくの間は精神的・肉体的にもストレスがたまり体調を崩しやすい時期です。疲れが原因で重症になる場合もありますので注意が必要です。

とにかく初めは環境に慣れさせることが優先に考えて、寝ているときは邪魔はしないようにしてください。自分から寄ってきた場合は優しく撫でると、子犬は安心します。

しつけをしましょう

トイレをしっかり教えましょう

家に迎えたその日から、トイレのしつけは行いましょう。ただ、間違って違う場所で排泄しても絶対に叱ったりするのはNGです。最初からトイレで排泄ができるものではないので、根気よく教えていきましょう。

  1. サークル内にペットシーツ敷き詰めしつけ用トイレを作る。
  2. 犬がトイレに行きたくなる寝起きや食後などを観察し、そわそわしながら床の匂いを嗅ぎはじめたらトイレに連れていくタイミングです。しつけ用のトイレに連れていきましょう。抱いていくよりも犬が歩いて向かうように、誘導した方が早くトイレの場所を覚えますので、子犬がトイレの場所をきちんと覚えるまでは、トイレをするときは飼い主が誘導しましょう。
  3. 犬が排泄するまで待ちましょう。
  4. 犬が排泄できたら十分褒めてあげてください。

犬が排泄するときに「ちー」など声かけてあげると「ちー」は「排泄」と認識してくれます。

次のステップは

次のステップはトイレのトレイの上で排泄できるようしていきましょう。すこしづつ、ペットシーツを減らしていきます。

最終的にトレイの上にペットシーツ一枚で排泄できるようになればOKです。失敗したときは、絶対怒らないで掃除をしてあげましょう。

その際、匂いが残っていると同じところで排泄してしまう習性があるので、かならず消臭剤をつかって匂いを消してください。

食事のルールを作りましょう

食事ですがドッグフードは年齢・月齢にあわせた「総合栄養食」の表示があるものを与えましょう。

様々なドッグフードがありますが、栄養バランスや品質など信頼できるメーカーのものを選んでください。

どこでも触らせてもらえるようにスキンシップをとりましょう

犬とのスキンシップができないと、歯磨き・耳掃除・爪切りもできません。毎日犬とのふれあいの中でたくさん犬に触ってあげてください。

下記のポイントを踏まえてふれあうとより効果的です。

  1. 犬を膝の上に乗せて、仰向けにし撫でてあげる。
  2. 口をさりげなく触る(強く掴んではいけません)。
  3. 唇をめくってみましょう。
  4. 耳の内側を触りましょう。
  5. 足を触ったり掴んだりします。

甘咬み・破壊対策

危険な行動や行動を制限するしつけをしていきます。「甘噛み」は子犬のときにやめさせなければなりません。子犬は人間の赤ちゃん同様になんでも口に入れたがり、さらに甘噛みをしてきます。しかし、この甘噛みの癖が成犬まで残っていると周囲の人間を傷つけたりする可能性があります。

しつけの仕方としては、適切な犬のおもちゃを使って遊んだり、嚙まれても無視をすし喜んだりしない、叱るときは低い声で「ダメ」「No(ノー)」「いけない」と一言だけにしましょう。犬を叩いたりしてはいけません。

また、行動を制限するしつけとして「待て」を教えていくことも大事です。待ては食事の時に飼い主の合図をしてから食べさせるようにしつけしましょう。
時間は最初は長時間では短時間から始めて少しづつ時間が長くしていきましょう。うまくいったときは必ず褒めてあげてください。

ワクチン接種と健康管理

子犬の体にはまだ病気への免疫ができていないので、なるべく早く健康診断を動物病院で受けましょう。

動物病院では他の動物と会うことがないように、キャリーバッグやクレートなどに入れて行くのがおすすめです。

購入後に遺伝性疾患や感染症などが見つかる場合もあります。お腹の寄生虫を調べるのに便を持参していくといいでしょう。

食欲がない、元気がない、吐くなどの症状があった場合、低血糖症の可能性もあり命のかかわることですので、すぐに動物病院に連れて行ってください。

伝染病はワクチン接種で予防できます。ワクチン接種は生後6週齢頃から複数回行います。成犬になっても、年1回にワクチン接種が必要になります。

ワクチン接種で予防できる病気

  1. 犬ジステンバー
  2. 犬伝染性肝炎(犬アデノウイルス1型感染症)
  3. 犬パルボウイルス感染症
  4. 犬パラインフルエンザ
  5. 犬アデノウイルス2型感染症
  6. 犬レプトスピラ感染症

遊んであげましょう

遊びは犬にとってとても大事なことです。また、飼い主との信頼関係をつくるきっかけにもなります。しつけるコツなども遊びのなかにふくまれているので、たくさん遊んであげてください。

犬には「獲物を捕らえる練習」と「群れの仲間と仲良く暮らす」が本能的にあります。人間と一緒に暮らす場合、獲物を捕えて食料を確保する必要がありませんが狩りの本能は残っているので、それを、発散させないと吠えたり、物を壊したり悪い方向に力を向けてしまいます。エネルギーをしっかりと発散させることが犬にとってとても大事なのです。

社会に慣れさせる練習をしましょう

犬同士のコミュニケーション方法を学ぶことが大事です。親犬、兄弟犬、友達犬と接することで犬同士のコミュニケーションが学べます。

また、人間と触れ合い様々のことを体験することで社会に順応する能力を養うことがとても大事です。時期は生後3か月までの子猫時期が最も適している時期で、この時期に経験したことであまり怖がらなくなります。

この時期にあまり部屋からでないで過ごしてしまうと、聞きなれない音や初めてのものに敏感に反応してしまいます。

しかし、無理やり体験させるのではなく、子犬が楽しく過ごしているかが大事です。褒めながら徐々に慣れさせるのよいでしょう。

お留守番できるようにしましょう

犬はもともと集団で群れをつくる動物ですので、ひとりでいるのが得意ではありません。人間の生活に合わせて留守番をさせてしまうのは仕方がないことです。

しかし、留守番も急にはできません。に家族がいなくなてしまうとパニック状態になり、吠える、物を噛む、壊す、粗相する、自傷行為などをしてしまうこともあります。

犬の留守番に必要な環境づくりがとても大事になります。誤飲の可能性もあるので、ハウス(サークル、ケージ、クレートなど)での留守番がおすすめです。さらに、十分な量の飲み水を用意してあげてください。犬にとって心地よい室温設定する必要があります。

ハウストレーニングの重要性

ハウスの中で子犬のときは生活していたのに、成長とともにハウスの習慣を辞めしまうのは非常に残念です。

ハウストレーニングは、おとなしくさせることではなく、犬にとって安心できる場所を確保してあげることにあります。

ハウスを大好きな場所にするために、ハウスの中で食事やおやつタイムしたり、クッションや毛布を敷いてあげたりしながら、居心地のよい空間を目指しましょう。

畜犬登録と犬鑑札

犬は生後3か月以上になったら「畜犬登録」と「狂犬病の予防注射の接種」が義務づけられています。基本的に登録は生涯に1回ですが、所在地や所有者が変わった場合は、届け出が必ず必要です。各地方自治体に登録書類を提出し、愛犬が登録されると犬鑑札が交付されます。

この犬鑑札は常に犬の首輪に狂犬病の注射済票とともにつけておくことになっています。違反すると20万円以下の罰金を科せられます。
さらに、この鑑札には固有の番号が刻印してあり、迷子になり日本全国どこで保護されても、登録した飼い主に連絡が届くようになっています。

また、迷子になった時の身元を伝える方法として迷子札をつけておくことや、マイクロチップを埋め込むこともおすすめです。

お散歩に行きましょう

散歩は犬にとって人間と同じように、体の健康はもちろん心の健康にも不可欠なものです。

「外で排せつをさせるため散歩する」や「家で運動できるので小型犬には散歩は必要ない」など、このように考える人もいるようですが間違いです。

外を歩くことで、いろんな人や動物、さらに乗り物などに出会う経験ができますし、また、子犬同士で遊ばせたり、安全な広い場所で走ったり、ボールを追いかけさせるなど、室内ではできないさまざまな運動ができるのも魅力です。

ただ歩くだけではなく、犬の運動やストレス解消など、しつけの一環として、犬と一緒の散歩を楽しみましょう。

去勢・避妊のことを検討しましょう

小型犬のメスなら生後7~10か月、中・大型犬でも生後8~12か月ではじめての発情期になります。

発情に気気付かず公園に行ったら、他のメス犬に攻撃をしてケンカり始めたり、オス犬が集まってきて襲われることなどもあります。

また、オスの場合は発情期のメスを追いかけて脱走することもあります。さらに、オス同士のケンカもよくしてしまいます。

どちらにしても、繁殖させる予定がないのであれば、病気の予防にもなるので去勢・避妊を検討してください。

健康であれば、メスもオスも生後6か月頃から手術が可能です。

メスの場合は、乳腺腫瘍にならないように、初回の発情前に手術行うのがおすすめです。

オスの場合は、マーキングなどのクセをつけないように、マーキングをする前に手術するのがおすすめです。

子犬のしつけ時期や方法犬が社会生活で問題を起こさないよう、しつけはとても大事です。他人に迷惑をかけてしまったり何か問題を起こせば、飼い主の責任が問われます。犬を大事に思うなら、飼い主は最低限のしつけをしましょう。...