帰省や旅行などで猫を外へ連れていく機会が少なからずあると思います。長時間の移動や知らない場所などは猫にとってストレスになります。乗り物移動の時に、できるだけ短時間で猫にストレスなく移動できるかがポイントになります。それには、キャリーバッグの用意など事前準備が必要になります。猫の乗り物移動での注意点をご紹介します。
乗り物酔いはするの?
実は猫はあまり乗り物酔いはしないといわれていますが、長期移動になるとストレスが溜まってしまいます。鳴き出したり、口を開けてヨダレを垂らしたりするのは乗り物酔いの兆候です。初めての乗り物や乗り物酔いを以前もしたことある猫は3~5時間前からできるだけ食事を与えないようにしましょう。不安であれば、動物病院でペット用の酔い止め薬についてご相談するのをおすすめします。
[chat face=”balloon_003.jpg” name=”ひつじさん” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]乗り物はドキドキだよね。[/chat]
[chat face=”balloon_002.jpg” name=”にゃん太郎” align=”right” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]ワイ酔ってまうかも![/chat]
キャリーバッグでの移動
乗り物で移動するときはキャリーバッグに入れて移動します。いきなりキャリーバッグに入れられ知らない場所などに行くと、猫は恐怖を感じます。そうならないように、キャリーバッグに慣れさせる必要があります。
方法としましては、キャリーバッグに猫の匂いが付いたタオルやおもちゃなどを入れ、寝床にすることで生活の一部にしてしまうことです。
キャリーバッグの選び方
猫の移動には必ずキャリーバッグが必要になります。様々なタイプのキャリーバッグがありますが、少し臆病な猫は外が見えないタイプがおすすめです。外が見えてしまうと怖いと感じ、不安でずっと鳴きつづけてしまいます。
長時間の移動の場合おしっこをしてしまう可能性もありますので、簡単に拭き取れるハードタイプを結構選ばれる方も結構います。
選び方のポイント
- 体型にあったものを選ぶ
- 臆病な猫は外の見えないタイプを選ぶ
- 必ずメッシュに被せるフタが付いたものを選ぶ
- バッグの口はちゃんと閉まるものを選ぶ
- バッグの内側に猫に当たる部分はないか確認
- 上部やサイドが開くものを選ぶ
猫と一緒に電車・バスに乗るとき運賃はかかるの?
JRでは
ケースが長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90cm程度にいれたもの、ケースと動物を合わせた重さが10kg以内のものを手回り品として扱っています。手回り品の料金は1個につき280円です。乗車する際は、普通手回り品切符を駅の改札口などでケースを見せて購入します。
ペットカートはサイズオーバーなので注意してください。
私鉄各社・都営地下鉄・東京メトロ・バスでは?
ケースに猫を入れた手回り品として扱うことにはなっておりますが運賃はかかりません。
[chat face=”balloon_003.jpg” name=”ひつじさん” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]電車によって違うんですねー。[/chat]
[chat face=”balloon_002.jpg” name=”にゃん太郎” align=”right” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]てか荷物あつかいやん。[/chat]
ただし、電車やバスでは必ずケースにいれて、頭をだしたり、フタを開けたりするのもダメですのでお気を付けください。
移動中の注意
置く位置
移動中は猫を落ち着かせることが大事です。揺れると猫も不安で精神的なストレスになります。キャリーバッグが動かないように安定した場所におきましょう。
また、猫は体をなにかに密着してのが安心しますので、猫の匂いがついたタオルで包んでいれてあげてもいいとおもいます。もし近くに人がいなければ膝の上に置いたり、人がいる場合は足元に置くなどしましょう。絶対に荷物棚にのせることはしないでください。
鉄道会社のルール
「身体を隠すこと」が絶対条件です。つまり「存在をできる限りなくす」ということです。動物が好きな方に触らせてくださいと言われても鉄道のルール違反になりますので断りましょう。
動物が苦手な方への配慮
アレルギーをお持ちの方や動物が苦手な方もいますので、なるべく車内では周りに配慮し存在を気付かせない努力が必要です。